10月に天皇陛下がのぼられた「高御座(たかみくら)」が12月22日から東京の上野の国立博物館で一般公開されていますね!
「高御座」は奈良時代から続く重要な儀式ですし、現在の「高御座」は、大正天皇が即位される時に作られたものになります。
そんな文化的に貴重な「高御座」は、普段は京都御所に保管されています。
では、「高御座」はどのように東京まで輸送されたんでしょうか?
傷つけることは許されなさそうですよね。(笑)
というわけで「高御座の輸送方法や業者はどこ?輸送費用や東京までのルートも!」と題して高御座の輸送についてお伝えしていきます。
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高御座の輸送方法とは!
引用元:https://www.nippon.com/ja/
10月に皇居で行われた即位礼正殿の儀で使用された、「高御座」と「御帳台(みちょうだい)」ですが、実は2018年の頃にすでに京都から皇居まで運ばれていました。
そしてその輸送方法とは、陸路で運ぶ方法です。
移送する前日から、準備は開始されます。
前日に約30人ほどの作業員が、京都御所の紫宸殿(ししんでん)から解体・梱包を行い、計250個ほどの部品などをトラックに積み込んでいきます。
トラックの台数は、全部で8台にもなったそうです。
そして、前日の午後11時に出発したトラックは、翌日の午前10時前に皇居に到着しました。
平成の時代はヘリ輸送!?
現在の高御座の京都から東京への輸送は、今回で2回目になります。
今回は陸路でしたが、昭和から平成に変わる時には、即位の礼を阻止しよとする過激派のテロ事件が多発していました。
なので、昭和から平成に代替わりする際の高御座の輸送は、陸上自衛隊によるヘリで空輸するという厳戒態勢がとられました。
ヘリで運ぶとは、かなり大変そうですよね。
それだけ過激派がすごかったのかもしれませんね。
平成から令和に変わる今回は、社会情勢も落ち着いていて陸路での輸送になったそうです。
2018年に輸送済!?
引用元:https://www.nippon.com/ja/
2019年の10月に即位礼正殿の儀で、高御座は使用されました。
しかし、高御座の輸送は実際には1年前の2018年の9月に皇居に輸送されています。
なぜそんなに早く皇居に輸送したかというと、漆の塗装や飾り金具の修復などをして、10月の即位礼正殿の儀に備える為だそうです。
そして、実際に組立を始めたのは2019年の9月なので、それまでの間は修復作業をしていたんですね。
輸送業者はどこ?
平成から令和に変わる今回の高御座の輸送は、陸路でしたね。
その陸路に関しては、民間の輸送業者に委託しました。
では、その委託された民間の輸送業者とはどこなんでしょうか?
調査しましたが、詳しく書かれている情報がありませんでした。
その中でも有力な情報としては、2社ありました。
- 松田運送
- 三越伊勢丹プロパティ・デザイン
この2社が高御座の輸送を委託された可能性が高いです。
念のため2社を調べましたが、2社とも輸送においてとても実績がある会社でした。
国宝級の物を運ぶってかなり神経使いそうですし、運転手さんも大変ですね。
輸送費用はいくら?
今回の皇位継承にかかる費用は、166億円と言われています。
そんなにかかってるの!?
って驚きですよね。(笑)
でもこれは、関連行事や式典がかなり多いですし、人件費や資材費が膨大になるそうです。
招待客や祝宴などを削減したそうですが、前回の平成の時より3割も増加しているそうです。
そして肝心の輸送費用ですが、皇位継承式典事務局の発表によりますと、高御座等の解体輸送組立の費用は、
230百万円=2億3千万円
と記載されています。
2億3千万円もかかって輸送しているんですね。
やっぱりすごい費用がかかるんですね!
詳しく費用を知りたい方はコチラをご覧ください。
東京までのルートは?
高御座がトラックによる陸送されたルートについては、詳しく記載されている情報はありませんでした。
でも、おそらくは新名神高速道路を経由して新東名高速道路、東名高速道路で皇居まで輸送された可能性が高いでしょう。
午後11時に出てから次の日の午前10時前に着いていますし、国事のことなのでだいぶ余裕をみることから、最短ルートを走っていったのではないかと思います。
計8台のトラックは2班に分かれて警察の警備車両と4台ずつ高速を利用したことは、報道でもわかっているので、おそらくはこのルートですし、混乱を避けるために夜間の輸送にしたのかもしれませんね。
まとめ
「高御座の輸送方法や業者はどこ?輸送費用や東京までのルートも!」についてお伝えしました。
高御座の輸送は、トラックによる陸送でしたね。
国の重要文化財を運ぶ作業ですので、費用もかなり高額でしたし国の行事って大変ですし、皇位継承ってすごい行事なんだと改めて実感しました。
高御座の一般公開は、2020年の1月19日まで開催していますし、3月には京都御所でも一般公開されます。
ということは、来年早々にまた高御座が輸送されるということです。
同じく陸送の予定でしょうね!
というわけで今回は高御座の輸送についてお伝えしました。
以上となります。
最後までご覧いただきありがとうございました。